昭和生まれの自分ではなかなか理解出来ない、今時の子供達の勉強法。
小学生の子供達の宿題をやっている姿を見たら、何やらスマホで検索、仕舞いにはiPhoneのSiriに答えを聞いている。
これでいいのか?
勉強は気合いと根性、地道な努力、そんな風に古い大人は考えていしまいがちではありませんか?
分からないことは辞書や参考書でとことん調べて、暗記するものはとことん書きなぐって覚える。
そんな勉強をして育った我々昭和生まれの人たちには理解出来ない。
でもね、勉強に自ら取り組んでいる姿勢を先ずは認めてあげて欲しい、やり方に関しては時代が変化しているのだから、頭ごなしにダメと言わず、せっかく机に向かった気持ちがあるのであれば、一旦やらせてあげてみても良いと思います。
親として良くやってしまいがちなことが、目的・ゴールを見失うこと。
プロセスばかりになってしまうこと。
なぜ勉強するのか?勉強してたくさん知識を覚えてどうなって欲しいのか?
その勉強する意味や目的、その勉強の先に目指すゴールをはっきりとさせた方が良い、特に大人の親がちゃんと考えるべき。
勉強ができることが目的?
頭の良い学校に入ることが目的?
有名な大企業に入ることが目的?
本質はそこでは無いのではないでしょうか?
親として子供が幸せになって欲しい、ただそれだけではありませんか?
子供が幸せになって欲しいと願うのであれば、そもそも勉強を頑張ることが目的ではなくて、たくさん知識を覚えること自体が幸せであったり、たくさんの知識、経験を得ることで自分の将来の可能性が広がって、より自分らしく自由に生きていける。
そんな子供達の幸せを願って勉強をしてもらっているのではないかと思います。
先ずはこの目的、ゴールを大人がしっかり持つこと。
そう考えると、本人が勉強意欲を持って取り組んでいるのであれば、スマホを使おうが、インターネット検索であろうが、Siriに相談していようが大した問題ではありません。
ただ、昭和世代の大人が勉強=苦痛を伴う、そんなイメージを勝手に持っているだけかも知れません。
インターネット検索を使うなんて楽をしているからダメ、ただそんな感情論的な話だと思います。
昔はインターネットが無かっただけなので、今はあるのであればむしろ活用して効率的に学習を進めることは良いことでもあると感じます。
効率的に学び、学びを苦痛と感じ過ぎず、楽しみと少しでも感じてもらう、そうして徐々に子供自身が自らの意思で学びをしたくなる、学びを嫌なことだと思わなくなる方が余程将来に良い影響が出るはずです。
テクノロジーが日々進歩する中で、学び方自体を大人が子供に教わることもありだと思います。
スマホで子供の知識、教養が効率的に増えるのであれば、一旦やらせてみてあげても良いと思います。
もちろん、スマホをいじっているうちにスマホゲームをやり始めてしまう場合もあると思いますが、ちゃんとスマホで学んでいれば問題ありません。
大人が側から見れば、スマホをいじって勉強なんて遊んでいる風に見えてしまいがちですが、ちゃんと遊びと学びの違いを理解して使わせてみるのも悪くないと思います。
ただ、一方でこのスマホ学習がありなのは小学生くらいまでかとも感じています。
中学生、高校生になるとスマホで出来ることがますます増えてきます。
友達とSNSで繋がったり、動画配信を見たり、オンラインゲーム、その他にも大人のように世の中が見えてくると、ネット依存も強くなります。
また、勉強の内容自体がレベルアップしてくると、やっぱりネット依存しているとあっという間に時間が経過してしまい、結局は大して勉強の中身が頭に入っていないケースが見られるようになりました。
テレビゲーム時代もそうでしたが、デジタルに集中してしまうとあっという間に時間が過ぎてしまうことがデメリット。
デジタルデトックスもやっぱり必要で、インターネットと繋がらない勉強時間を基本としながら(例えば塾など)、インターネットに繋がりながらスマホ学習も一部許容、そんなバランス感覚は月齢や学力に合わせて、親が考えてあげる必要はあると思います。