子供のコミュニケーション力を上げるために、やっておけば良かったと思うこと、それは親以外の大人と関わる機会を多くすること。
それも、親が見ていない場面でいろんな大人と接すること。
親として子供が自分らしく楽しい人生を送ってもらいたいと願うものです。
そのためにたくさん習い事をしたり、学校へ通わせたり、いろんな教育をすると思います。
親が子供を育てる。
当然これが基礎になります。
ただ、自分の幼少期を思い出してみてください。
親の言うことを素直に理解して行動出来ていましたか?
身近すぎる親の言うことを素直に聞けないことが多くありませんでしたか?
親が一生懸命に施してくれた教育、環境、経験を本当の意味で理解出来るのは、ある程度大人になってからのことも多いと思います。
抜け落ち易い点、子育ての盲点はそこ。
親では無い大人との接点。
親では無い大人との接点が子供の将来へとても影響を与えると思います。
今自分の子供たちが親である自分たち以外にどんな大人と接していますか?
先生やお友達の親、親のお友達、親戚関係、そんなところだと思います。
その自分以外の親で子供たちの世界観が広がるような刺激を受ける大人はいますか?
良い刺激を受け、学校では教わらないような、人としてとても大切なこと、生きていくためにとても必要なことを教えてくれる人がいるかどうかを考えてみましょう。
子供の教育は親が全部やる訳では有りません、と言うよりも親が全部は出来ません。
自分の成長過程を振り返ってみて下さい。
きっと良い影響を受けたその時々の恩師、メンターが居るはずです。
その親以外の大人との接点という視点を、親として抜け漏れしていないかを意識した方が、子供のコミュニケーション力アップに良いと子育てをしていて気が付きました。
子供達の将来のためにどんな大人との接点を増やすか、子育て中は気が付きにくいけれど、とても大切な観点だと思います。
リスクとして、親以外のいろんな大人との接点を持つことで、子供たちが良くない影響を受けてしまわないか?という心配はあります。
でも、この心配は親が日頃からしっかりと子供のことを信じて、人としてあるべき姿を教え続ける、または背中を見せ続けることで解決出来ているような気がします。
良し悪しの判断が子供たち自身で出来る様になっていくイメージ。
子供のことを心配しすぎて、見張ってしまったり、疑ってしまうと逆効果、余計に他の大人の悪い部分を取り入れるようになってしまうこともあるので要注意です。
親の想いを日頃からちゃんと伝えた上で、たくさんの親以外の大人と接する習慣が、子供たちのコミュニケーション力アップに繋がったと思います。