子供がグレない育て方。
お家の外で頑張る子供への接し方。
子育てをしてきての体験として、その基本の1つは「良く聴くこと」でした。
幼稚園、小学校、中学高校、専門、大学、社会人とドンドン子供たちは親元を離れた社会でたくさんの経験をします。
その過程で子供がすごく反抗的になったり、イライラしていたり、不安そうにしている時もありました。
親としてはこのまま非行に走ったり、グレてしまわないかと心配をすることもありました。
そんな時に気が付きました。
親の見えないところですごく頑張ったことがあったり、すごく嫌なことを経験していたり、毎日たくさんの経験をしているのです。
そんな子供たちにとってお家はどんな時も安心出来る安全地帯であるべき。
頑張って疲れた心や傷付いた心を癒やして充電する場所。
そして良かったことや成功、成長したことを発表する場所でもあります。
だから、とにかく「聴いてあげる」ことがとても大切です。
今日はどうだった?
何か面白いことはあった?
ざっくりとした拡大質問を投げかけて、子供が自由に話せる状況を作ってあげましょう。
この時に大切なことが「作業をしない」こと。
スマホの画面を見ながらでは無くて、テレビを見ながらでも無くて、パソコンで作業しながらでもありません。
ちゃんと子供の目をよく見て聴いてあげてください。
話したいときはドバッと話をしてくれますし、話したくないときは返答は少ないかも知れません。
返答が少ない場合はもう少し具体的な質問を投げかけてあげる。
それでもあまり話さない時はそんなに話を聴いて欲しいようなことが無かったり、そのタイミングは他のことに興味を持っていたりするので無理に話させる必要はありません。
話をしたいタイミングに当たれば子供たちは一生懸命に話をしてくれます。
1点注意しなければいけないことは、子供の話へ評論しないこと。
正論を当てないこと、求められていないのに意見を言い過ぎないこと。
「聴くこと」これに意味があります。
子供は親に話すことでお家の外で頑張ったことを自己承認して満足感を得ていきます。
親に話すことで、子供たちは自分の成長を実感出来るのです。
なかなか話をしてくれない時期もありますが、気長に穏やかに「聴く」習慣を続けてみてください。
もちろん個人差や他の影響もありますが、いつも穏やかに子供の話を聴くスタンスを取っていれば、きっとひどくはグレないで育って行くと思います。
今まで10年以上子育てをやってみて、子供がグレずに育つ接し方、育て方の基礎として、「傾聴」を意識してみたらとても子供たちへの効果があって良かったです。