4人の子供を育てていて、毎日のように兄弟姉妹でケンカをします。
他愛もないようなことでケンカしていて、親として放っておこうとはいつも思うのですが、長引くとついつい子供たちのイライラに影響されて、子供のケンカに介入してしまいがちです。
子供のケンカに口出しをして、結局は親が叱る感じの嫌な雰囲気でケンカを強制終了。
いつもやっぱり放っておけば良かったと反省しています。
そんな子供のケンカを繰り返す日々を繰り返すうちに、ようやく気が付きました。
子供のケンカについての大きなポイント。
それは単純に「正常な成長過程」であること。
パパママであるとつい主観的に子供のケンカを見てしまい、何とか解決しなければと考えてしまいがちですが、そもそも兄弟姉妹のケンカは無理にやめさせる必要は無いと思うようになりました。
なぜそう思うようになったかと言うと、親としてかわいい子供たちを主観的に見守る視点の他に、客観的に1人1人の人間同士の関わり合い方としての視点も持つようになったからです。
表現に語弊があるかも知れませんが、自分には直接的に関係のない他人同士の関係性を冷静に見るような感覚です。
そうやって客観的に見ること、そしてその関係性を時系列で考えるようにすると、面白いことに気が付きます。
みんな同じ時期に同じような原因で、同じようなケンカをするのです。
小学校高学年であれば年下の兄弟姉妹が生意気な対応することが気になってイライラしたり、中学生になってくれば自分のペースで生活出来ないことに苛立ちを強く感じるようになったり、子供がイライラする大抵の原因は同じような時期です。
だから兄弟姉妹のケンカは正常な成長過程だと思うようになりました。
そして、ここで大切だと感じた視点が、ケンカをする原因を作る側のこと。
真ん中の子供を見ているとよく分かるのですが、その子がイライラしている原因が下の子にあるとすると、その子が上の子に対しても同じようにイライラさせることをしていることが多々あることに気がつきます。
それって本人は全く気が付いていません。
怒って伝える必要はありませんが、やられて嫌なことを全く同じように自分がやっていたとちゃんと伝えてあげても良いと思います。
だからやめなさい、ではなく、そんなものなんだよ。って諭す程度に伝えれば十分です。
子供のケンカばかりではありませんが、4人の子育てをしていて日々気が付くこと、それは「月齢」と言う考え方。
個人差はありますが、離乳するのも、おむつが取れるのも、歩けるようになるのも大体同じような月齢で出来るようになります。
それと同じで、子供がイライラするポイントも「月齢」で傾向があります。
そう考えると、そもそも子供のケンカをやめさせる必要は特に無いかなと思います。
もちろん、健康的に安全を守ってあげることは最低限必要ですが、基本的には放っておいてあげた方が良かったです。
そして、子供のケンカに関しては見守るよりも、見ない方がパパママはイライラの伝染を受けにくいので無駄な炎上を予防出来て良いと思います。
子供も大人も一緒ですが、ケンカしている人はみんな「自分が正しい」、そう思っています。
被害者のように思っていて、正しい自分の主張としてケンカをする。
でも、実は同じことを自分もやっているんだよって、さりげなく伝えてあげるとそのうち自分で考え直す時があるかも知れません。
子供のケンカは無理にやめさせないで、「月齢で起こる正常な成長過程」、そう思って適度にやらせておいても問題ないかと思います。