人を教育する、育てる、成長させたい、そんな時、怒っていませんか?
大抵の場合、それは逆効果です。
子供を4人育てている経験上、子供を本気で成長させたいならいちいち怒らないことがとても大切でした。
いちいち怒ってしまうと、せっかくのやる気スイッチがオフになり、考える気持ちも大きく減退、更には何に対してもチャレンジする意欲が失せる。
とにかく良いことはなくて、過去いちいち怒っていた自分に対して反省しかありません。
良かれと思って一生懸命に教えようと思って指導しているつもりが、それはただ単純に出来ていないことに対して苛立ち、そして出来ていない部分を指摘しているだけ。
出来ていないことを、出来る様にすることが教育であり、それが成長。
だから、そもそもその出来ていないことをいちいち怒ったりする必要なんてない。
出来るかどうかを監視するのではなくて、出来るようになろうとしているかどうかを見守ってあげる方が成長する可能性は高いです。
成長スイッチが入るタイミングは人それぞれ、そしていろんな想定外のきっかけがあったりして急に成長が加速したりもする。
相手を信じて待つ、しっかり個々人を見てあげる、ちゃんと見守ってあげる。
そして『怒り』という感情で物事を伝えようとしないで、『優しい』、『楽しい』、『安心』、そんなポジティブな感情で接することがとても大切。
教える立場の人が怒るって、大抵の場合は自分の事ばかりを考えてしまっている。
自分がこれだけやってあげたのにとか、早く成長しないと自分の教育が間違っていることになってしまうとか、何かと自分のメリットデメリット、満足不満が関わってしまっていると、怒る伝え方をする傾向が出てしまいます。
そもそも、教育をする、人を育てる、そんな立場にいるのであれば自分のことは教育の場面では関係がないスタンスが取れないと本当の教育は出来にくい。
相手から、周囲から自分がどう思われるかは関係がなくて、教育したい、成長して欲しい相手がどうなるかに専念すべきです。
教育する側のモチベーションや、精神的な安定、平安は教育する場面の他に求めた方がバランスが取れると思います。
とにかく成長させたい!って思う相手がいるのであれば、いちいち怒らない、この1点だけでも結果は大きく変わってきます。