子供が何となく不安そうだったり、何となくイライラしていたり、何が理由かは分からないけれど何となく心が満たされていない時があります。
そんな子供の心が満たされていなそうな時に親が確認すべき最重要なこと、それは親がちゃんと子供の目を見ているか?だと思います。
ちゃんと優しい自然な笑顔で子供の目をみる。
目を見るって、相手1人にしか出来ないことです。
自分の大好きな親、安心・信頼する親、その親が自分だけを見てくれる瞬間はどんな子供でも嬉しいものです。
ちゃんとその子の名前を呼んで、ちゃんとその子の目を見て、ちゃんと微笑んで、ちゃんと抱きしめてあげて、、、子供たちが欲しいことの根本はそんなことです。
子供たちが何となく満たされていなそうだなと気がついた時に、細かな行動や言動にとやかく指摘してしまうことは逆効果、そしてポイントがずれている対応であることが多い。
兄弟が多かったり、同時にたくさんの子供を一緒に面倒を見るときは特に気を付けなければいけません。
名前も呼ばず、目も見ないで返事をしたり指示をしていませんか?
一番上の子、一番下の子ばかりの目を見ていませんか?
どんなに忙しい毎日を送っていても、1日1回でも良い、一瞬でも良いから1人だけを見てあげてみて下さい。
朝起きて、○○ちゃんおはようって笑顔で目を見て挨拶をする。
○○くん今日は何して遊んだの?とか。
何でも良いと思います。
親が思っている以上に子供はいろんなことを考えて、すごい早さで心も成長しています。
毎日がチャレンジで、毎日が失敗の繰り返し、これは大人も見習うべきことです。
大人は気が付いていなくても、そんな毎日を送っているのです。
だから、子供たちも心が疲れたり、不安になったりする時もあります。
そんな子供が疲れを感じた時、いつでも親から見守ってもらっている、自分のことをしっかり見てもらっていると感じる瞬間がとても大切なのです。
何気ないことですが、その愛情を感じる安心感が次のチャレンジへの糧になります。
細かな心の動きまで細々を親が知ることはなかなか難しいですし、全てを詮索する必要もありません。
原因が分からなくても、何となく不安そうにしていたり、満たされていなそうであれば、先ずは1人をしっかり見てあげている、見守ってあげているかを大人が確認して見て下さい。
余計なことをガミガミ言っているだけで、実はちゃんと見てあげられていないことって結構多いです。
今思えば反省することも多いですが、親は親で子育てをしながら成長することなので、途中で気が付いていけば十分です。
何となく子供の心が満たされていないと感じたら、名前を呼んで、その子の見つめてあげて、話を聞いて、ギュッと抱きしめてあげて欲しいです、じんわりと効いてきます。