子育て。
当たり前ですが、一生懸命にやることが多いでしょう。
でもやり過ぎも教育上よく無いと思いました。
子育てを10年以上やってきて、子育てで親が気をつけるべきだったと反省することの1つは、「完璧を求めること」。
これは大人である親自身の完璧主義もそうですし、親が子供に求める完璧主義も同じ。
そもそも、人が成長するために必ず必要なことは「失敗」です。
何かに興味を持ち、チャレンジし、失敗と成功を繰り返して人は成長します。
完璧を求め過ぎると、子供も大人も成功したい!という気持ちよりも、失敗したくない!という気持ちの方が大きくなってしまい、成長が遅くなってしまったと感じます。
そんな完璧を求め過ぎると、失敗しないようにという気持ちに圧迫感を感じて、子供達は息苦しくなってしまいます。
完全にだらしないことは勿論ダメですが、完璧に隙の無い親もダメです。
人は好奇心があって、チャレンジして、失敗も成功もして成長します。
初めから成功を教えていてはダメです。
やってみたいことであれば、失敗すると分かっていても実際にチャレンジしてみて予想通りに失敗することも大切。
大切なのは自分自身が体験して、実感すること。
だからしっかりした親になろうと思い過ぎることもNG。
子供達の成長を想うのであれば、親が自分自身の人生を失敗と成功を繰り返しながら、大いに楽しむ姿も見せなければいけません。
だらし無い部分、頼りにならない部分、そんなところもさらけ出して人というものを子供達に理解してもらう。
子供達にとって月齢が小さい時期ほど、通常は親がその子の世界の基準になってしまいます。
親もたくさん失敗をして、一生懸命に人生を生きる1人の人間としての姿を恥ずかしげもなく見せても良いのではないかと思います。
その姿を見て、子供達がしっかりしようとする気持ち、自立心が育ちますし、自由、可能性についてハードルが下がります。
大人として、親としてちゃんとはしなければいけません、でもしっかりとし過ぎるのも注意です。
特に子育てにまだ慣れていない時期だと、一生懸命に子供を育てようという意識が高いことは良いのですが、気が付けば完璧を求め過ぎてしまって、逆効果になっていると気付く時期が来ると思います。
一生懸命に子育てを楽しみながら、子供と親の双方が成長するために、子供達の成長にたくさんの余白を広げてあげましょう。