会社員として働くこと約20年。
ありがたい事に、チームを任せていただくリーダーとして多くの経験をしました。
その結果、チームビルディングを行う上でマネージャーがやるべき最重要ポイントは『メンバーからの信頼が最優先』ということ。
細かくは色々とありますが、チームとして最高の成果を上げるために、間違いなく信頼関係無くしては長期的な繁栄は出来ないと思います。
年上もいれば、年下もいる、男性だけではなく女性もいるかも知れません。
趣味や価値観、個性もそれぞれ。
そんなメンバーと信頼関係を構築する上で大切な心構え、それは『相手を知ること、理解すること、好きな部分を見つけること』、自分に合わさせるのでは無くて『個性を尊重して、認めること』がとても大切だと思います。
マネージメントする立場であると、自分よりも上席からどう思われているか?と評価が気になる人も多いと思いますが、この上ばかり見ている目線が一番の落とし穴であることがとても多いです。
メンバーはリーダーの立ち振る舞い、判断を本当によく見ています。
立場に上下があるので、良い部分があったら言ってくれることもありますが、部下から悪い部分は言ってくれないことがほとんどです。
ほぼ陰口で終わることでしょう。
チームを任された場合に特にリーダーとして気をつけている心構えをまとめると下記4点。
- メンバーのことは全て自分の責任
- メンバー個人の幸福を考える
- メンバーは基本的に全員平等
- メンバー間の良好な協力関係
マネジメントする立場は裏方、メンバーが主役で輝くべき。
そして、メンバーにもそれぞれの人生があって、思いも違う、マネージャーが個々に興味を持って、放っておかないこと。
メンバーはやるべきことを実行することが責任、マネージャーは全ての結果に対して責任を持つためにいる。
上司の顔色を伺ってばかりいるタイプは今までの経験上、結局は破綻していることがほとんどでした。
自分の評価を気にしてばかりで、メンバーが成果を出せなかったり、メンバーが抜けてチームが回らなくなったりして、結局はチームの成績が上がらない。
更にはそんな上ばかり見ているマネージャーが一時的に評価を受けていたとしても、そのダメマネージャーを評価した上席がそのうち破綻するので、芋づる式でそのダメマネージャーも先々破綻しています。
長期的に見ても、そんな自浄作用がない組織であれば、その組織自体が危ないかも知れません。
遠回りのようですが、地道にメンバーからの確固たる信頼を得ること、これが最強のチームビルディングを行うマネージャーの心構えで最重要ポイントではないかと今までの経験から思います。
また、経営となると話は少し変わってくるので、会社員のチーム作りとして少しでも参考になれば幸いです。